FOOD
内側からキレイをつくる!オーガニック食材選びの基礎知識〜ダーティードーゼンリスト〜

Coco
Yoga Teacher・Holistic Health Coach・Health Manager
“You are what you eat”という言葉もあるように、食べ物は未来の私たちの原材料。
元気になりたければ、元気になる食べ物を、綺麗になりたければ、綺麗になる食べ物を食べること。
とってもシンプルな方程式ですが、それを叶える具体的な方法はいくつもあります。
健康への意識が高まった際に、気になってくることの1つに、「農薬」があるかと思います。
そして、できるだけ有機(オーガニック)な食生活にしたいな、と考えられる方もとても多い。
けれども、「オーガニック食材を増やしたいけれど、周りにそんなに買えるところがないし、そもそもすごくコストがかかりそうで無理!」というご相談をよくいただきます。
この記事では、そもそも有機栽培とは?その他の栽培方法とどう違うの?という点をご説明した上で、「農薬の使用量・汚染度が高い&低い食材」のリストをお届けします。
あなたのオーガニック生活開始の第一歩を後押しできる内容かと思いますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね^^

1. 様々な栽培方法と農薬の使用度
できるだけ農薬を使っていない食材にしたいと考えたときに、主に4つの選択肢があがります。
1) 減農薬栽培
農産物を育てる際に、使用する農薬を減らす栽培方法。
明確な基準や認定機関がないため、実際にどれくらい減薬されているかが曖昧であることから、現在は「減農薬」と表示することは禁止されている。
2) 無農薬栽培
全く農薬を使わずに栽培するが、土に農薬が残っていたり、他の畑から農薬が飛んできたりする可能性がある。
農産物に農薬が全く含まれないことを確認する基準や機関がないため、現在は「無農薬」の表示の使用は禁止されている。
3) 有機栽培
化学的肥料や農薬を使ったり、遺伝子組み換えなどを行わず、できるだけ環境に負担のないような農業生産を行う方法。
化学肥料や農薬を2年以上使っていない土であることが基準のひとつであり、「有機JAS規格」という国で定められた基準を満たす必要がある。
4) 自然農法
農薬を使用しないだけでなく、耕す、除草する、肥料を与えるなどの作業を行わず、自然の力で育てる方法。実践する人によってやり方は少しずつ異なるが、自然や作物本来の力を最大限生かした農法ということが共通点。
You are what you eat
あなたは食べた物でできている
言葉だけ聞くと、なんとなく「有機」(オーガニック)よりも「無農薬」の方が農薬が使われていないイメージが湧きますが、実は逆なんですね。
それぞれの言葉と、農薬の使用度が分かったところで、次は実際にできるだけ農薬が使用されていない食材にスイッチしていこう!と決意。
だけれども、いきなり全てをオーガニックにスイッチするのは大変!
そんなときに役立つ、「ダーティードーゼン」と「クリーンフィフティーン」というリストをご存知ですか?

Dirty Dozen
〜できるだけ有機にしたい食材リスト〜
食材によって、農薬がたくさん使われていたり、身体が吸収しやすい12種類の野菜・果物をまとめて、“Dirty Dozen(ダーティードーゼン:ダーティ=汚い、ドーゼン:12個の)”と呼ばれています。
アメリカの環境NGO Environmental Working Groupによると、「ダーティードーゼン」の食材を無農薬・オーガニックにすれば、最大80%の農薬接種を防げるとのこと。
お買い物をする際には、これらの食材だけでも農薬使用量が抑えられたものを選ぶと良さそうです。
【ダーティードーゼン】(農薬使用量・汚染度が高い順)
- りんご
- セロリ
- パプリカ
- 桃
- いちご
- ネクタリン(油桃)
- ぶどう
- ほうれん草
- レタス
- キュウリ
- ブルーベリー
- じゃがいも
※上記以外でも、緑のお野菜は、虫が大好きな葉に直接大量の農薬が撒かれていることが多い。
Clean Fifteen
〜有機にこだわらなくてもOKな食材リスト〜
反対に、比較的汚染度が低いと言われているClean Fifteen (クリーンフィフティーン:クリーン=きれいな、フィフティーン=15)というリストもあります。
これらの食材は、例え農薬が使用されていたとしても、摂取する上で比較的人体への影響が少ないと考えられているため、「一度に全てをオーガニックにするのは難しいけれど、少しずつ増やしていきたい」という方の、お買い物の際のひとつの指針となるでしょう。
【クリーンフィフティーン】(農薬使用量・汚染度が低い順)
- たまねぎ
- とうもろこし
- パイナップル
- アボカド
- キャベツ
- えんどう豆
- アスパラガス
- マンゴー
- なす
- キウイ
- マスクメロン
- さつまいも
- グレープフルーツ
- すいか
- きのこ類
お分かりの様に、クリーンフィフティーンに属する食材は、皮があるものが多いですよね。
同時に、例えばキノコ類は、放射能の影響を受けやすい食材とも言われていますし、産地によっては農薬使用量・汚染度が高い場合もあります。

何をもって食材を「良い」とするか、健康に良いとするか、安心安全を確保するかというのは、様々な要素が絡み合っているため、一概に「こうしておけば絶対大丈夫!」と確約するのは非常に難しいものです。
ただ、ひとつ言えることは、執拗に過敏になることで買い物や食事に対して後ろ向きな気持ちなることは、最終的に心の健康だけでなく、身体の健康にとっても望ましいことではありません。
せっかく、健康のために始めたことなのに、神経質になって食がストレスになってしまっては、本末転倒ですよね。
そのときどきのご自身の体調、心の状態、ライフスタイルと相談しながら、少しずつより良い食生活を目指していく。
そんな風に暮らしを健やかにするヒントとして、これらのリストを参考にしていただけたら幸いです^^
<参考文献>
(1) ジブン農業、「意外と知らない有機栽培と無農薬栽培の違い」、https://www.sangyo.net/contents/myagri/organic-cultivation.html、最終閲覧日:2020年8月26日

ホリスティックヘルスとは、食生活を中心に、より健やかで豊かなライフスタイルにするためのコーチングプログラムです。
お一人お一人のお悩みや課題に合わせて完全カスタマイズの内容をご提案し、受講者さまが安心して前向きな変化を毎日に創り出せるようサポートさせて頂きます。
食べ物との関わり方は、自分が自分をどう思うかというセルフイメージや、生活習慣や人間関係など、ライフスタイル全般に関連しています。
よって、食べ物だけにフォーカスして食事を改善していくよりも、運動・住環境・仕事などライフスタイルの様々な側面を考慮し、あなたの夢や理想を明確にした上で選択や行動を変えていくことで、より抜本的な問題解決ができます。
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