FOOD
「健康のことを考えすぎて、何を食べれば良いのか分からない」〜自分に合った食事方法の見つけ方〜

Coco
Yoga Teacher ・Holistic Health Coach・Healthcare Manager
「健康のことや身体のことを考え過ぎて、身体に食べ物を取り入れることが怖くて、何を食べれば、どのくらいの量を食べれば良いのか毎日苦悩しています。」というご質問を頂きましたので、こちらにお答えしていきます。
ご相談者様のことを上記のお悩みをお持ちだということ以外、知らない中での回答となること、また、色々とお伝えしたいことが溢れて、かなりの長文となることをご了承ください。
「ヘルシーな食生活を送りたい」「健康的に痩せたい」という方にも、参考になる部分があると思いますので、ぜひ最後まで目を通して頂けたら嬉しいです。
また、同様の内容を14分の動画にまとめてありますので、よかったらそちらもご利用ください。
豊かな自然に囲まれて、とてものびのびと気持ちの良い時間を過ごした一方で、スーパーもレストランも何十キロとない所も多々あり、いつもお店がないか運転しながら目を見張っていても、充分な食材が揃うのが数日がかり、ということもよくありました。
特に南米のボリビアやペルーの山奥では、数週間の間、アボガド、トマト、玉ねぎ、じゃがいもをひたすらリピートしたことも。

でも、ご相談者さまのように、溢れる情報と選択肢の中から自分にとって本当に良いものが何か分からず苦しい、という悩みの方が、現代のライフスタイルでは切実ですよね。
ネットを開けばすぐに知りたいことが分かったり、一歩も家を出なくとも24時間食べ物が手に入る今の時代。豊かさと便利さが増えるのと比例(もしくは倍増)して選択の機会も増え、日々判断を下すことに対してストレスを感じている人は少なくないのではないでしょうか。
また、ご相談者さまは、健康や身体のことにとても関心をお持ちであるとのこと。それ自体は素晴らしいことだと思いますが、自分の身体と健康のためにと思って色々考えているのに、逆にそれが自分を苦しめてしまっているという現実は、とても辛いものですよね。
私自身、心身のバランスを崩したことをきっかけに健康について勉強し出したは良いものの、学べば学ぶほど何が正解なのか分からないという混乱の時期を過ごした経験があるので、ご相談者さまの苦悩がとても良く分かります。
“The Paradox of Choice” by Barry Schwartz
選択のパラドックス:選択肢が増えれば増えるほど、悩みも増えるという概念。
食べるということは、本来、自分の生を今日から明日につなげていく、とても前向きな行為なのです。その食べることを怖いと感じることは、生きること自体を臆病かつ窮屈にしてしまいます。
農薬や食品添加物、海外では使用禁止になっている食品の原材料など、出来るだけ体内に取り入れない良いものはあります。ただ、24時間365日、完璧にそれらを防ごうとするのは、今の時代を生きるうえで至難の技です。
一度に100%を目指して食事自体をストレスに感じてしまうよりも、パーフェクトではなくともその時々のベストを選ぶことを意識するほうが、精神的な健康をも含むウェルネスにおいて、よりヘルシーな食との関わり方と言えます。

また、病気や怪我をしている時は、どうしても難しくな感じるかもしれませんが、基本的に「健康を人生の目的にしない」ということがおすすめです。
健康オタクと言っても過言ではないウェルネスコーチがこんなことを言うなんて、と驚かれるかも知れませんが、この言葉が意味するのは、人生の本質は自分を輝かせて毎日楽しく生きることにあり、その質を影響する大きな要素のひとつとして健康がある、ということ。
自分を自由にして、人生を楽しませてくれるはずの健康を、自分を制約するものにしてしまっては、本末転倒になってしまいますよね。
繰り返しにはなりますが、自分の身体や健康を大切に思えることは、本当に素晴らしいことです。どうか、そんな真面目なご自身の一面を責めることはしないでください。その代わりに、「こんなに真摯に自分の健康と向き合って偉いね」と褒めてあげてください。
その上で、これから気持ち新たに、食べ物との楽しい関係を築いていきましょう。
難しく考える必要はありません。ご自身の身体と健康を大切に想う誠実さはそのままに、「食べ物は悪だ」という考えから自分を解放して、「食べ物は私の大事なエネルギー源だ」という根本に還ればよいのです。
大丈夫。
私たちの身体は、私たちが普段思っている以上にとても賢く、奇跡の塊のようなものです。
自分の身体を信じて、自分にとってより健やかで、より良い選択をひとつずつ選んでいきましょう。
具体的な解決方法
この変化をもたらすためには、多方面からアプローチが可能です。ご紹介するすべての方法を取り組む必要はなく、「これならできそう」とか「これ、私に合ってるかも!」というように、気持ちが向いたものから試してみてください。
1.情報の見極め方をシンプルに定める
食べものに対して前向きな情報を取り入れよう、といっても、世の中に出回る情報すべてを参照するのは不可能なことです。自分の中でふるいにかけるための指針を持っておくことで、食べ物を選ぶことが楽に、楽しくなっていきます。
その判断基準として特におすすめの、3つの基準をご紹介します。


(1) 食べる前に:頭・心・身体それぞれの意見を聞き、その時ある選択肢の中で、ベストな選択を導き出す
そして、頭・心・身体のそれぞれの意見を把握した上で、パーフェクトではなく、その時々のベストな選択を選んでみましょう。
(2) 食べている最中に:食べることに集中して、丁寧にエネルギーを取り込む(マインドフルイーティング)
この観察を続けているうちに、徐々に、食べ物がいかに自分自身に変化を与えているかが明らかになってきます。その変化の中で、自分にとって良いもの(欲しているもの)を選んでいく事で、自分に合った食事方法を編み出していくことができます。
(4) 迷ったら、魂が喜ぶ選択を

ホリスティックヘルスとは、食生活を中心に、より健やかで豊かなライフスタイルにするためのコーチングプログラムです。
お一人お一人のお悩みや課題に合わせて完全カスタマイズの内容をご提案し、受講者さまが安心して前向きな変化を毎日に創り出せるようサポートさせて頂きます。
食べ物との関わり方は、自分が自分をどう思うかというセルフイメージや、生活習慣や人間関係など、ライフスタイル全般に関連しています。
よって、食べ物だけにフォーカスして食事を改善していくよりも、運動・住環境・仕事などライフスタイルの様々な側面を考慮し、あなたの夢や理想を明確にした上で選択や行動を変えていくことで、より抜本的な問題解決ができます。
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